最近、日本のレストランで紹興酒を飲む機会があったのだけれど、
「お燗してください」
と頼んだら。
「はい、分かりました。ザラメは要りますか?」
と聞かれました。
そう言えば、日本で紹興酒を飲む時はよくザラメを入れますね。
でも、中国でザラメを入れる事はありません。
入れるのは話梅と言われる砂糖漬けの干し梅か、スライスしたレモンです。
日本でこの話梅を置いてあるレストランが少ないのが残念です。
さて、そもそも紹興酒の紹興と言うのは地名です。
上海の南にある浙江省紹興市が、この紹興酒の原産地です。
この辺りで醸造される黄酒を紹興酒と呼びます。
上海の道路には、地方都市の名前がついていまして(北京路や、重慶路なんかがそうです)、紹興市にちなんだ紹興路という道路も上海にあります。
おおよそお酒とは無縁な感じの、出版社が立ち並ぶ通りです。
・・・と言うようなことを、整理していて出てきたこの写真を見て思い出しました。
2年ほど、この近辺に住んでいました。
この通りも、そろそろプラタナスが芽吹く頃です。