東京写真部

(旧 上海写真部)

山梨日帰りツーリング 武田家の終焉/景徳院

景徳院は中央線甲斐大和駅から2.3kmの距離にある、徳川家康が建立したお寺です。

この山門が、県指定有形文化財となっています。

ここに、武田勝頼と北条夫人、嫡男の信勝の墓があります。

 

ここは、甲将殿。

武田家の家紋割菱がお賽銭箱に付けられています。

勝頼のお墓はこの裏にあります。

お位牌などは、この甲将殿に保存されている様です。

 

お墓の中央付近にある、三つの五輪塔が手前から、嫡男信勝、中央が勝頼、奥が北条夫人となっています。

その両脇は家臣の墓の様です。

そっと手を合わせて来ました。

 

勝頼の妻、北条夫人の身の回りの世話をしていた侍女16名は、武田家の終焉とともにこの日川に身を投げたと伝えられています。

今は上流にダムができて、穏やかな流れとなっていますが、当時は相当な水量だったのでしょうか。

 

少し残酷な話になりますが、討ち取った勝頼の首を洗ったとされる、首洗いの池が景徳院参道の下にありました。

実際に洗ったとしたら、奥の沢を使ったのではないでしょうか?

 

訪れた時、この景徳院はとてもとても静かな、そして穏やかな日差しが降り注ぐ落ち着いた風情を醸し出していました。

500年前に、ここでこんな現実があったなんて、とても想像できない静寂でした。

 

この後、大菩薩初鹿野線を通って大菩薩ラインへと向かいます。