今回の旅カメラ選択で、大切なことをひとつ忘れていました。
なぜ、Canon PowerShot G7 X Mark IIを選ばなかったか?
Canonのシステムに馴染めなかっただけではありません。
答えは歪曲補正にあります。
このくらいの大きさ(小ささ)のカメラで、広角24mmを搭載するには、レンズに相当負担がかかっていると思います。
何かを犠牲にして、この大きさ(小ささ)のレンズを設計しているんですよね(きっと)。
多分、犠牲にしているのは歪曲。(あくまで個人の推論です)
以前、Nikon 1 J1について書いたときに、システムとして歪曲を修正していない事が問題と書きましたが、レンズとして未完成な部分を画像データを補正して完成させてやればいいのだと思います。
これが歪曲補正ですが、レンズを交換しないコンデジでは、最初からレンズ性能が分かっていますから、比較的補正し易いはずです。
さて、いろいろなレビューを見ると、PowerShot G7X M2はワイド端でコーナーの解像度が落ちる(流れる?)と書いてあります。
これがですね・・・多分、歪曲補正がうまくいっていないか、補正しきれないほど歪曲が大きかったのかだと推測しました。(何度も言いますが、あくまで個人の推論です)
Canonを選ばなかったもう一つの理由がこれです。
買う前にレビューをチェックした結果なので、どの程度解像度が落ちるのか確認した訳ではありません。
今、いちばん売れているカメラですから、気にするほどの事ではないのかも知れませんが、個人的に重視していたことなので。
お店で実機を手にした時の、カメラの完成度(剛性感とか・・・)は、Canonの方が上でした。