東京写真部

(旧 上海写真部)

旅カメラ(4)

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今回の旅カメラ選択で、大切なことをひとつ忘れていました。

なぜ、Canon PowerShot G7 X Mark IIを選ばなかったか?

Canonのシステムに馴染めなかっただけではありません。

答えは歪曲補正にあります。

このくらいの大きさ(小ささ)のカメラで、広角24mmを搭載するには、レンズに相当負担がかかっていると思います。

何かを犠牲にして、この大きさ(小ささ)のレンズを設計しているんですよね(きっと)。

多分、犠牲にしているのは歪曲。(あくまで個人の推論です)

以前、Nikon 1 J1について書いたときに、システムとして歪曲を修正していない事が問題と書きましたが、レンズとして未完成な部分を画像データを補正して完成させてやればいいのだと思います。

これが歪曲補正ですが、レンズを交換しないコンデジでは、最初からレンズ性能が分かっていますから、比較的補正し易いはずです。

 

さて、いろいろなレビューを見ると、PowerShot G7X M2はワイド端でコーナーの解像度が落ちる(流れる?)と書いてあります。

これがですね・・・多分、歪曲補正がうまくいっていないか、補正しきれないほど歪曲が大きかったのかだと推測しました。(何度も言いますが、あくまで個人の推論です)

 

Canonを選ばなかったもう一つの理由がこれです。

買う前にレビューをチェックした結果なので、どの程度解像度が落ちるのか確認した訳ではありません。

今、いちばん売れているカメラですから、気にするほどの事ではないのかも知れませんが、個人的に重視していたことなので。

お店で実機を手にした時の、カメラの完成度(剛性感とか・・・)は、Canonの方が上でした。